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Macintosh Classic ll 変の制作

by Papasan last modified 2008-11-19 16:37

Mac(Macintosh Classic ll)がやって来た!!

我家にMacがやって来ました。アッという間に我家の人気者になってしまい、Vision達が可哀想です。

ただ、スペックからすると実用性はありません。インテリアとして飾っておいても良いのですが、Mac本来の目的ではないでしょう。

何とかならないものかと、色んなサイトを検索しまくりましたら、同様のことを考え実行なさっている先輩方も多く、パパさんでも何とかなりそうな気がしてきました。

我家ではイントラネットサーバとして彼女に第二の人生を送っていただくことにしました。まだ、具体的なスペックは決まらず空想の域を出ませんが仕様がかたまり次第お知らせいたします。

Vision改TV・DVDマシンと比べるとMacの可愛らしさがお分かりになると思います。しばらく眺めながら想いをめぐらせましょう。 (2002年3月27日)

想いを巡らし過ぎてあらぬ方向へと行きそうなのでここらで目標スペックを設定しましょう。当然ながら、「Macの外観は可能な限り変えない」という制限を設けます。Vision達は妻や娘らに占有されてしまい、パパさんの自由になりません。Classicは「イントラネットサーバ兼だれにも使わせないもんねマシン」として復活させましょう。(2002年4月3日)


カラーCRTモニターの分解

10インチのカラーCRTモニターを分解しました。これは、通常のドライバーで分解できました。当然ですが、コネクター類をはずす前に写真を撮っておきます。

高電圧部がありますので、出来るだけ触らないようにします。特にフライバックトランスやその周辺とアノードキャップやCRTのキャップ穴などは危険です。

写真は、手前がモニターの基板で、奥がCRTチューブとケースです。


モニターの基板ですが、意外と大きくMac Classicのケースに素直には収まりそうにありません。


白いマルがブライト・コントラストなどの調整用ツマミですが、フロントパネルにあまり穴を開けたくないので、リアパネルにもっていきましょう。多少の基板改造を施す必要がありそうです。


CRTチューブと基板のサイズをできるだけ測っておきましょう。基板は垂直に取り付けることができれば放熱・スペースの面で都合がいいのですが、ケースの大幅改造が必要となりなりますし、ビームの偏向調整が面倒なので今回は水平に取り付けましょう。

さて、10インチのCRTチューブをどうやって固定するかが問題となってきます。国会のように問題を先送りするわけにもいきませんので、取り付け金具を自作して固定することにしましょう。


パーツ一覧

  • ClassicまたはClassic llのケース2個

    2個のケースを接合して1個にします。 多少の日焼けや傷はきれいになりますので出来るだけ安く入手しましょう。


  • 10インチカラーCRTモニター(TVSのVS-10M)

    9〜10インチのものであれば使用可能です。パーツショップでは入手困難でしたのでインターネットオークションにて入手しました。解像度は800×600まで。Bridge社のBM-10Aですとノンインターレースで1024×768まで表示できます。


  • マザーボード(ZIDA(TOMATO)のBabyAT TX-810EU)

    BabyATマザーの方が組み込みやすいのと、Socket370 FCPGA2に対応しているのでチョイス。サイズは220mm×170mm


  • 電源(AOpenのFSP180-60SAV) 180W


  • ノート用CD-ROMドライブ

    スロットインのものがMacにはベストなのですが入手できませんでした。変換コネクター(ケーブル)が必要。


  • HDD(IBM(NEC)45GB 7,200RPM)

    ATA100だけどマザーボードはATA66までサポート。


  • CPU(Celeron 667MHz FCPGA)・・・その後FCPGA2 1GHzに換装。


  • SDRAM 256MB PC133 CL3


パーツ配置図の作成

「今回はフリーのCADソフト(PC定規3)を使ってスマートにパーツの配置を決定しました。」などとほざいてみたいのですが、ソフトに慣れるのに随分と時間を費やしてしまいました・・・でも、できたもんね。

ワープロソフトもそうですが、CADも修正が簡単に行えますし、ましてや鼻血を出さなくてすむのでとても重宝しています。中年男がパーツを前にジグソーパズルよろしくウンウン唸っている、しかもその男の鼻にはティッシュが大量に詰め込まれている。などは、想像するだけでも恐ろしい。

次の図面がMac Classic ?のオリジナルから実測しておこしたものです。リア左右の長さがフロントよりも4ミリほど短いのでケース製作時には注意が必要でしょう。


  • 配置図はClassicの変造中にかなり変わっておりますので参考程度にお考え下さい。


ケースの加工

モニターのCRTチューブが長いのでケースからはみ出してしまします。そこで、Classicのケースを2個用意し、つなぎ合わせる方式にしました。ケースの材質は塩化ビニールのようです(削ったときの臭いで判断しました)。

接合部分は2〜3回パテとサンドペーパーがけを行った方がきれいに仕上がります。仕上げのペーパーがけは#320くらいのものを使用すると、塗装後は接合部分が分からないくらいになります。

塗装は出来れば動作テスト後に行いたいものです。

  • フロント側の切断

    赤い点線部分で真っ二つにしますが、注意する点が3点あります。

    1. 言うまでもなく可能な限り垂直に切断しましょう。
    2. 多少長めに切断しましょう。
    3. リア側と接合した際にスリット部分が出来るだけ等間隔になるようにします。


  • リア側の切断

    赤い点線部分で切断しますが、リア側はちょっと複雑ですね。高さが後ろにいくほど低くなりますので、その分をカットします。多少の誤差は、サンドペーパーで削ったり、プラスチック用のパテなどで補正がききますのでOKです。


  • 接合

    接合には塩化ビニール専用の接着液を使用しました(ホームセンターにて購入可)。使ってみるまで強度の点が心配でしたが充分でした、一度くっついたら離れません。数分で接合できますので作業も楽でした。


  • リア部の加工

    上部左右の小さな穴はケースファンの排気口です。できるだけ後方上部にFANや排気口を設けたいものです。右側のたくさんの穴はモニターの調整用のものです、オリジナルのものをそのまま流用します。 バックパネルを引き出し方式にしますので思い切ってくりぬきました。


  • フロント部の加工

    大事なお顔です。出来れば加工はしたくないのですが・・・。CRTと接する部分はサンドペーパーで少しずつ削りながら合わせました。フロント部分は全パーツの組込み後、多少の手直しが必要でしょう。リンゴマークの部分は電源スイッチになりますので注意深く、くり貫きました。


  • 底部の加工

    酸欠状態にならないよう穴をあけまくりました。


  • 両サイドの加工

    スピーカー用の穴をあけました。当初、下部前方のスリットを流用する予定でしたが、電源を変更したためこの位置にもってきました 反対側も同様です。白いシミのようなのがパテのあとです。やわらかめのパテの方がきれいに仕上がります。


  • 上部の加工

    加工というほどではありませんが、前方と後方の接合部分の段差をなくします。サンドペーパーとパテにて段差が目立たないようにします。


シャーシーの製作

オリジナルではCRTはフロントパネルにネジ~めされてますが、10インチのカラーCRTですと当然ネジ位置も合いませんし、強度の面にも不安がありました。ここは、正攻法でいくしかないと思い、シャーシーを製作することにしました。注意した点は「全てのパーツをシャーシーに取り付ける」ということです。一部のパーツをケースにも取り付けると作業がしづらいと考えたからです。

シャーシー全体のイメージです。この状態では、さほど強度は得られませんがパーツを組み込んでいくと充分な強度が得られます。CDDの取付金具が写っておりますが、最終的には電源のケースに乗っけましたので取り外しております。ケースのスリットからアルミ板がチラチラ覗きますので艶消し黒のポスターカラーを塗っています。若い女性のチラチラは歓迎です。I/Oパネルまわりは既に塗装済みです。


サイドパネルですがアルミ板の厚さは1.5mmです、この厚さですと強度も得られ加工も比較的楽にできます。上部の楕円形の穴はスピーカーのものです。ここから空気が入り込まないようにする必要があるでしょう。下部の穴・穴・穴・・・は、ケースのサイドスリットから空気を取り込むためのものです。小さな穴はパーツの取付ネジの穴です(サラネジを使用しました)。本体左のサイドパネルは、右のサイドパネルとほぼ同じですがケースの凹凸に合わせて若干の違いはあります。


シャーシー底部は、ケース底部のスリットに合わせて大きな穴をあけました。最終的にはもう一個(電源の吸気用)開けました。


リアパネルですが、マザーボードと次のI/Oパネルがくっつきます。


I/Oパネルは、必要最小限の穴のみあけました。動作テストの段階でFANを2個増設しましたので完成後のものとは少し違っております。


AC100Vのソケットなどを固定する金具です。


各パーツの組込み

大きなパーツから位置決めを行い固定穴を開けます。再度組み立てて確認し次のパーツの位置決めを・・・という作業を繰り返しました。最終的に全パーツを取り付けて配線作業に入りました。

マザーボードやI/Oパネル以外を組み込んだものです。シャーシーのサイドパネルに隙間を見つけては取り付けていくという日和見方式としました。注意した点は、やはり電気的にショートさせないことです。接触しそうな部分はプラスチックの薄い板を接着しました。

写真では右側部分に高電圧部がありますので、出来るだけ左側にパーツを取り付けています。

写真下部中央にCRTのネック部分(ソケット)がありますが、ここを破損するとオシマイですし、空気が入ると、爆縮(爆発の反対)しますので危険です。やたらと赤い文字が多くなってしまいました。

CDDなどのフラットケーブルは裂いてスマートケーブル様にし、モニターケーブルは途中で切断しマザーからのケーブルにハンダ付けしました。


・・・ということで、出来上がったのが以下の写真です。


写真のFANとスピーカーの間にあるのがFANの電圧調整ユニットです。急遽、設けたためこの位置になってしまいました。



マザーボード部を引き出すとFANが3個見えます。


PCI拡張カードですが、低めのものでしたら装着できます。LANカード2枚とTVチューナーカードをセットしました。


ごろ〜んと横になった写真です。電源の吸気FANが見えます。この電源にCDDを両面テープで貼り付けております。


ソフトのインストールとテスト

一度ケースファン2個でテストをしましたところアイドリング状態でCPU温度が60℃もなりました。そこで次の手当てを行い、何とか完成にこぎつけました。

  • FANを2個増設しました。
  • FANの電圧を7V(定格12V)程度で回すと騒音が軽減するため定電圧(電圧可変の)電源ユニットを増設しました。
  • 電圧調整用の小さな穴をケース後部に開ける。
  • 電源のFANを下向きにし、ケース外部の空気を取り込むようにし電源自体を数センチ浮かせました。
  • リアパネルとシャーシーの若干の手直し。
  • CPUをCeleron 1AGHzから同667MHzにスペックダウン(その後CPUファンを効率の良いものにし、Celeron1AGHzに換装)。

FDDは電源の磁気のため本体には組み込めませんでした。HDDの領域確保とLANカードのドライバーをインストールするため一時的に接続しております。

Windows2000Serverをインストールした後、LAN経由でインターネットに接続しOSを更新。

モニター本体は800×600ピクセルまで表示できる仕様ですが調整しても横幅が不足気味でしたので720×576ピクセルにするとOKでした。

サーバーとしての機能は解説書を読みながら行いますので、ずっと先の話になりそうです。


室温25℃から30℃で半日アイドリングさせましたがCPU温度は45℃未満で安定しておりました。サウンドも重低音は出ませんがいい音がでております。


リンゴマークの後方シャーシーに電源スイッチを配置しております。リンゴを1mmほど押し込むと電源ON/OFF。リンゴのすぐ横の白い点が本当は青LEDのパワーオンインジケーターです。HDDやCDDのものは必要なしと判断しました。

Classicll変のロゴはシール用のインクジェット用紙に印刷しクリアーのスプレーでコーティングしました。ケースの色を決定するのに1時間ほどホームセンターの塗料コーナーで思案しました。


ケース上部とI/Oパネルの黒い四角がFANの排気口です。白い四角が100Vのスイッチ、その横がACソケット。PS/2マウスのコネクターとATキーボードコネクター。赤いのがプリンターのコネクター、小さな黒い四角がUSBコネクターです。

PCIは3枚の拡張カードがさせますが、写真はLANカードを2枚さしております。白いコードはLANケーブルです。本体右側の長四角は蓋で、開けるとモニター調整用の穴があります。リセットスイッチもこの部分に配置しました。

しばらくの間、この状態でランニングしてみましょう。


角マウス変の製作

写真は完成後のものですが、Old Mac のADBマウスの中にUSB小型マウスを組み込んでみました。2ボタンにしたため男性にはちょっと使いづらいかもしれませんが、シラウオのような手の女性(美人に限る)にはぴったりでしょう。


白いのがOld Mac用ですがADB用ですのでPC/AT互換機には使えません。そこで手前のUSBマウスと合体させます。外側:Mac用、中身:USB用。 しばらく、これで遊びましょっ。


ADBマウスの底をくり貫きUSBマウスの底を埋め込みました。接着剤で固定した後、パテで隙間を埋めましょう。これも立派な「変造」ですが、実にお気楽でいいものですね。


写真はマウスの底ですがパテで隙間を埋め、ペーパーがけをしました。


マウスの上部分ですがオリジナルは1ボタンでしたので、写真のように中央よりやや右寄りでカットし、2ボタン化しました。問題は、うまくスイッチを押せるかですが・・・。


さて、スイッチを押すための工夫ですが、Classicll変で使用したプラスチック用のパテがあまっておりましたのでこれを使ってみましょう。

  1. 先ず写真のように基板をとりつけてスイッチの位置を確認します。
  2. 赤いポチがスイッチですね。
  3. スイッチにパテがくっつかないようにテープなどを乗せその上に適当に丸めたパテを乗せます。
  4. 次にマウスのフタを静かにかぶせます。
  5. マウスのボタンを軽くクリックしパテをボタンにくっつけます。
  6. 静かにフタをとると、写真のようにパテがくっついてきますので、このまま硬化するのを待ちます。
  7. 硬化しましたらフタをかぶせて、クリックがうまくいくか確認します。
  8. 調整は、パテを追加するか、削るかして行います。

パパさんの場合この方法でうまくいきました。スイッチの位置を変更したりするよりは確実・簡単でした。


裏も塗装したため違和感がなくなりました。当然ですがあの スベリ を良くする部分は塗っておりません。


オリジナルと比べると違いが良く分かりますね。リンゴマークは小さなものが余っていたので貼り付けました。


マトメと今後の課題

Classicが我が家にやって来たのが3月でしたので半年近く経過したことになります。サーバー(イントラネット)としてはパパさんの勉強不足のため機能しておりませんが、ハード的には完成ということで皆様、お許しを。

カラーCRTの場合、発熱量がモノクロの3倍(単純計算)あります。また、ソケット部分の基板が大きいため後方に電源を配置できませんでした。HDDからの発熱もかなりありますので、ノート用のものが良かったかもしれませんね。ケースファンはやはりノーマルなもので12cmくらいのものを使用したかった・・・。CDDはスロットインのものの方がMacにはお似合いです。

・・・などなど、果てしなく続きそうですのでこのくらいで。

同様の改造をなされた先輩方とそのサイト、ならびに、脅迫にも似たご声援、アドバイスなどを賜りました皆様に心より感謝申し上げます。(2002年8月20日)

テレビ放送(当然、高校野球ですが)をフルスクリーン表示し、自己満足にひたっておりますと、高1の長女いわく。

「アハ、半年かかってただのテレビ作るなんて、バッカみたい・・・」

フフフ・・・このまま、ただのテレビと思わせておこう、それにしても馬鹿な小娘だ、親の顔が見てみたい。


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